日本駅巡り紀行

6000形(くまモン電車)(熊本電鉄)

 

[ 6000形(くまモン電車) ] (熊本電鉄) 菊池線・藤崎線
6000形(熊本電鉄)…6000形全般についてはこちら

 2014年、熊本電鉄の主力車種である6000形のうち1両が改造され、川崎重工が開発した台車「efWING」を営業車両としては世界で初めて 装着しました。efWINGは金属に変わりCFRP(炭素繊維強化プラスティック)を使うことで従来の台車に比べて大幅な軽量化を図った台車です。

 また、同時にefWINGを装着した6221Aは6221efへ車番が変更されるとともに内装が更新され、また編成を組む6228Aとともに塗装 が変更されました。新しい塗装はキャラクター「くまモン」を全面に押し出したもので、「くまモン電車」の愛称が付けられています。


外観


 6221ef-6228A 藤崎宮前方より 藤崎宮前〜黒髪町間(併用軌道区間)にて
くまモン電車とされた編成はこのようにカラーリングが大きく変更され、グレーを基調としたラッピング塗装となりました。

 
 側面の塗装
帯があった部分とドアの部分にラッピングが行われ、ドアの部分には「くまモン」が、帯の部分には「efWING」の商標が描かれています。ラッピングの フィルムはただのグレーなのではなく、よく見ると黒とグレーの市松模様になっています。

 新型台車efWING
御代志方の6221efは川崎重工の新型台車「efWING」を履いています。この車両の車番は6221Aから6221efに変更されました。

内装

 
 6221ef内装
efWINGを履いた6221efの内装はリフレッシュされています。具体的には、座席モケットが変更され、ドア内側に化粧板が貼られるなどしました。

 座席
座席のモケットは赤を基調とした柄つきのものに変更されました。

 6221efドア
ドアの内側にもシールが張られ、金属剥き出しではなくなりました。

 6228Aドア
6228Aの内装はほとんど変更されていませんが、ドア内側のラッピングのみこちらの車両にも施されています。柄は6221efとは違うものです。

 
 路線図 左:6221ef 右:6228A
路線図も黒と赤のスタイリッシュなデザインに変更されました。右のもともとのデザインのほうが見やすいような気もしますが。

・形式のデータ
沿革 1968(S43)年12月:都営6000系営業開始/1995(H7)年:熊本電鉄6000形営業開始/2014(H26)年3月:くまモン電車 営業開始
編成数・両数(2015年3月現在):5編成10両

・ページのデータ
取材:2014年8月3日
公開:
更新:公開後未更新

・このページの場所
日本駅巡り紀行(サイトトップ)→駅・ 車両のページ(コーナー目次)→熊本電鉄 菊池線・藤崎線→6000形(くまモン電車)