日本駅巡り紀行

1000系(東京急行電鉄)

 

[ 1000系 ] 東京急行電鉄 東急多摩川線・池上線用

 1000系は東急電鉄の保有する通勤型電車で、現在は東急多摩川線・池上線で使用されています。東急東横線と日比谷線の直通列車に使われていた 7000系と、池上線に使われていた7200系を置き換えるために誕生しました。同時期に東横線に投入された9000系と部品などの共通化が行われたた め、9000系の18m3扉車バージョンとも言えそうな形式です。

 東横線や田園都市線に使われる20m4扉車に比べて小柄な18m3扉の車両で、同様の規格の車両が走っていた池上線に3両編成が、東横線の日比谷 線直通車に8両編成が、さらに東横線と目蒲線の共通者として4両編成が投入されました。その後目蒲線の分割や東横線と日比谷線の直通廃止などがあり、現在 は池上線・東急多摩川線でのみ使用されています。

 9000系とほとんど同じデザインのステンレス車で、車内は東急らしい色調のオールロングシートです。

外観

1023他3両
 1018編成 蒲田方より 鵜木〜下丸子間にて
先頭のデザインは、行き先表示機周辺が黒く塗られているほかは9000系にそっくりです。

1023編成
 1023編成 五反田方より 石川台にて
ドア配置などは、7000系・7200系や直通先の日比谷線の車両などと同じになっています。

車内

 中間車車内
茶色と橙色のモケットが交互に来るという東急独特の色使いのロングシートで、温かみがある色調にまとまっています。

車内 
 車端部
車両間の貫通扉は小さ目なデザインです。また、中間車には車いすスペースも設けられています。

 座席
座席はオールロングシートで、3人ごとに低い仕切りがあります。

 ドア
ドアはステンレス製で、内側には化粧板などは貼られていません。

 
 運転台周辺の様子
運転台は日比谷線直通車で標準だった両手操作式のワンハンドルマスコンです。

・ページのデータ
取材:2014年3月9日
公開:2014年月日
更新:公開後未更新

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