日本駅巡り紀行

取材:2011年2月13日
公開:2012年2月5日
更新:2021年10月23日(タイトル変更)

京急蒲田駅(2011年の様子)

 

[ 京急蒲田駅 けいきゅうかまたえき KK11 ] 東京都大田区
雑色駅(浦賀方面)   ←京急本線→  梅屋敷駅(品川方面)
糀谷駅(羽田空港方面)                ←京急空港線
現在の様子→京急蒲田駅

 このページでは、2011年に取材した高架化中の京急蒲田駅の様子を当時の文章でそのまま公開しています。現状とは全く異なっていますのでご注意ください。

 京急蒲田駅は東京都大田区の京急線側からの玄関口で、本線と空港線が分岐する駅として京急線内でも重要な駅です。

 当駅では現在高架化工事が進展中で、高架化工事前は2面3線の線路配置(それも空港線直通列車の線路はたった1本)でしたが、高架化工事が完成すれば京成青砥駅の様な2層式の駅となり、上下合わせて2面6線(うち2本は退避用の切り欠きホーム)と線路の数も倍増します。連続立体交差化の主目的は空港線が駅を出てすぐに交差する第1京浜の渋滞緩和ですが、結果的に京急本線・空港線の使い勝手も良くなります。

 現在は下り線ホームが先行して高架化されていて、待避線を使わない仮の姿で営業しています。空港線は2番線と6番線から発着しますが、当駅で方向をかえる列車もあるため使用するホームが複雑になっています。

 ※ここに掲載している写真はすべて2011年2月現在の状況(文章に関しては2012年2月現在の状況)であり、時間が経てば駅の風景・構造も大きく変わることが予想されます。

 東口
東口は第1京浜に面したところにある出入口で、京急蒲田駅の高架化工事を紹介するためのギャラリー(土休日は閉鎖)も併設されています。

 東口改札
東口の改札は地下にあり、2階の上りホームへはかなり遠回りする必要があります。

 東口旧駅舎
京急蒲田駅は高架化工事が開始されるまでは橋上駅舎でした。2011年現在では東口側の旧駅舎も残っていました。

 東口より
第1京浜の踏切は開かずの踏切化していて、箱根駅伝では電車が選手のために止められることでも有名でした。上部にはすでに空港線の2層の線路ができています(2012年2月現在、3階の線路は使用されていません)。

 西口
西口は仮駅舎で、改札は地上にあります。

 西口駅前
駅前商店街は「京浜蒲田」のままです。

 
駅構内は、高架下の空間(将来駅舎になるものと思われます)を使用した仮設通路が張り巡らされていて、東口に通じる地下道もあるので、とてもややこしい作りです。
そのため、地面に引かれたマーカーをたどればホームに辿り着けるように工夫されています。

 1・2番線
1・2番線は「品川方面から到着する列車」または「横浜方面に出発する列車」が発着するホームで、本線の下り列車と品川からの空港線列車が使用します。現在でも地上のホームが使用されています。

 羽田空港方
高架化工事前は、この線路1本で空港線関連のすべての列車をさばいていました。

 品川方
駅を出るとすぐに高架線の下にもぐります。この線路の東側にあるのが旧上り線で、現在は仮設のコンコースになっている場所に上りホームもありました。

 4・6番線
4・6番線は「横浜方面から到着する列車」と「品川方面に出発する列車」が使用するホームです。

 4番線(横浜方)
4番線の横浜方は待避線の5番線(切り欠きホーム)になるのですが、6番線との乗り換えを考慮してか、現在は5番線線路の一部に板を張って4番線ホームの一部にしています。

 将来の5番線
すでに5番線もほぼ完成しているようですが、現在は使用されていません。完成すればかなり長いホームになります。

 
 左:1番線にて 右:4番線にて
地上ホームは旧デザイン、高架ホームは新デザインの駅名標が使われています。

 

雑色駅(浦賀方面)   ←京急本線→  梅屋敷駅(品川方面)
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