日本駅巡り紀行

広島電鉄本線

[ 本線 ほんせん ] 広島電鉄
広島駅〜広電西広島間(5.4km)

本線は広島電鉄の軌道路線で、広島市中心部を経由して広島駅と広電西広島の間を結ぶ。広電のすべての系統が経由する(ただし9号線で本線に直通する列車は2往復のみ)基幹路線で、鉄道路線である宮島線との直通運転も実施している。

広島電鉄の前身である広島電気軌道が開業させた路線で、1912年に全線が開業した。1945年の原爆投下では中心部の区間で大きな被害を受けたが、同年中には全線で運転を再開した。1962年からは宮島線との直通運転を開始し、2001年のダイヤ改正からは本線のみを運行する系統がなくなり、本線の全線を走破するのは宮島線直通の2号線のみとなった。

全線にわたって複数の系統の重複区間で、特に広島駅〜土橋間では日中でも平均5分未満の間隔で電車が運行される。広島〜西広島・宮島口の直通利用ではJRに所要時間で大差をつけられているが、広島市中心部と広島駅・宮島のアクセス路線として混雑している。

駅一覧

ほぼ全線にわたって併用軌道区間であり、特に広島駅〜土橋間は広島市の中心市街地を通過する。原爆投下の目標とされた相生橋にも本線の軌道が敷かれている。

2024年時点で、広島駅〜稲荷町間では駅前大橋を経由して広島駅2階に乗り入れる新線(駅前大橋線)の建設が進んでおり、的場町経由の路線は一部廃止および皆実線との一体化が予定されている。一方、土橋〜西観音町間には片側1車線道路との併用軌道区間が残り、平和大通りへの路線付替えが構想されているが、2024年現在でも実現に至っていない。

広島駅停留場 12 56   |M1|JR広島駅乗り換え
猿猴橋町停留場 12 56   |M2
的場町停留場 12 56   |M3|皆実線直通(5号線)
稲荷町停留場 12  6   |M4
銀山町停留場 12  6   |M5
胡町停留場 12  6   |M6
八丁堀停留場 12  6  9|M7|白島線一部直通(9号線)
立町停留場 12  6  9|M8
紙屋町東停留場紙屋町西停留場 123 67 9|M9|宇品線直通(1・3・7号線)、アストラムライン乗り換え(本通駅)
原爆ドーム前停留場  23 67 9|M10
本川町停留場  23 67 9|M11
十日市町停留場  23 6789|M12|横川線直通(7・8号線)
土橋停留場  23 6 89|M13|江波線直通(6・8・9号線)
小網町停留場  23     |M14
天満町停留場  23     |M15
観音町停留場  23     |M16
西観音町停留場  23     |M17
福島町停留場  23     |M18
広電西広島駅(己斐)  23     |M19|宮島線乗り入れ(2号線)、JR西広島駅乗り換え

車両

広島電鉄のすべての系統が経由するため、すべての車両が本線に乗り入れる。単車は2号線以外の各系統に、連接車は1号線と2・5号線の一部に使用される。

単車

詳細は準備中

連接車

詳細は準備中

運行(2024/03/25改正)

本線を経由する列車としては1号線・2号線・5号線・6号線・7号線・8号線があり、朝夕ラッシュ時には3号線が運転され、1日2往復のみ9号線も乗り入れる。

最も本数が多いのは宮島線直通の2号線で、終日にわたって10分間隔で広島駅〜広電西広島(〜宮島口)間で運転される。また、朝には(宇品線〜)紙屋町〜西広島(〜一部宮島線)の0号線も運転される。全列車が連接車(ぐりーんらいなー、Green Moverシリーズ)での運転である。

広島駅発着の系統としては紙屋町から宇品線に乗り入れる1号線、的場町から皆実線に乗り入れる5号線、土橋から江波線に乗り入れる6号線があり、それぞれ12〜15分間隔の運転である。1号線の約半数と5号線の平日朝の一部列車には連接車が投入される。

広電西広島発着の系統としては紙屋町から宇品線に乗り入れる3号線が朝夕のみ運転される。

横川線と江波線・宇品線を行き来する7・8号線も十日市町〜土橋・紙屋町間で本線を経由し、白島線の9号線も朝の白島行きと夜の江波行きの2往復のみが入出庫を兼ねて八丁堀〜土橋(〜江波線)間に乗り入れる。

・路線のデータ
開業日 広島駅〜原爆ドーム前:1912/11/23|原爆ドーム前〜広電西広島間:1912/12/08 ※現在の停留場名。路線の付替及び駅の移転による改廃・延伸は考慮していない
路線長:5.4km
単線/複線 全線複線

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