日本駅巡り紀行

取材:2010年3月26日
公開:2010年10月10日
更新:2011年3月19日

寛永寺坂駅

 [寛永寺坂駅 かんえいじざかえき Kan-eiji-zaka station]

 寛永寺坂駅は京成本線に1953年まであった駅で、その名の通り歴代の徳川将軍も眠る寛永寺のすぐ前、京成本線がトンネルに入るところにありました。

 地上の駅舎や2面2線のホームがあったスペースなど、一部の駅施設は現在でも残っていて、地上の駅舎は現在は京成電鉄が倉庫会社に貸し出しているそうです。

 急こう配の近くにあるため、戦後の車両の性能低下などに伴い安全のため休止され、そのまま廃止されました。


駅舎は現在「台東倉庫」という会社が使っていて、原形をほぼとどめています。昔の写真などを見るとシャッターがあるところが昔も駅出入口だったようです。
(「お星様の贈り物」というサイト内の「web magazine昭和からの贈り物」の「昭和からの贈りもの 第5章昭和9年-12年 11.昭和10年・京成電鉄寛永寺坂駅跡」というページに昔の写真が載っています)


左手にあるの出入口は駅開業時からあったものか不明です。

 
駅前の駐車場脇には国旗掲揚台跡があります。紀元2600年を記念したものだそうです。


駅舎のすぐ横の道路は膨らんでいます。この場所には駅舎から上りホームへの連絡通路があったそうで、浅掘りのトンネルのさらに上に作ったためこのように上の道路が盛り上がっています。

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