日本駅巡り紀行

2000形(東京モノレール)

[ 2000形 ] 東京モノレール 東京モノレール羽田空港線用

2000形は東京モノレールの保有するモノレール車両で、東京モノレール羽田空港線で使用されている。羽田空港第2ビルへの延伸と旧型車両の最終的な置き換えのために導入された形式で、4編成24両が在籍している。

1000形と同じ15.2m(先頭車は16.4m)2扉車の6両固定編成であるが、東京モノレールで初めて付随車を組み込んだ4M2Tの組成とされている。内外装も大幅に変更され、塗装は帯色が赤1色から赤と紫の2色に変更された(のちに1000形もオレンジと青の2色に変更)ほか、車内はロングシート主体の座席配置とされた。

10000形の増備と並行して、本形式でも塗装・内装の変更が順次行われている。

外観

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 2041F(4編成) 流通センターにて 羽田空港方より
2000形は1000形に比べて曲線を多用した外観になっている。塗装は1000形の登場時の塗装をベースにしつつも屋根が紫に塗装され、側面帯にも紫のストライプが入っている。

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 2031F(3編成) 流通センターにて 羽田空港方より
10000形の増備と並行して新塗装への塗り替えが進む。新塗装は白を基調に青・水色・緑をあしらったものとなっている。

内装

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 扉間客室 左:中間車 右:先頭車
扉間の座席配置は中間車が片側ロングシート・片側クロスシートのセミクロスシート、先頭車がロングシートとされている。

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 車端部(中間車)
車端部は外向きのロングシートと1列のクロスシートが設置されている。1000形ではハイデッキのクロスシートだった部分は通常とは逆を向いたロングシートとされているが、これは先頭車両でも同様であり、全面展望を楽しむのには少し向かなくなった。
連結部は。貫通扉こそ設置されていないものの1000形のキノコ型とは違いよくある長方形の貫通路とされた。

door1.jpg(55203 byte) ドア
ドアは東京モノレールで初めて両開きとされた。鴨居部には路線図式の停車駅案内が設置されている。

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 塗装変更車車内 左:中間車扉間 右:車端部
塗装が10000形ベースに変更された編成ではモケットが10000形に準じたものに変更されている。

・形式のデータ
沿革 1997(H9)年8月:第1編成営業開始
所属基地
編成数・両数(2016年7月現在):4編成 24両

・ページのデータ
取材:2015年9月27日(外観)、2016年6月20日(内装)
公開:2010年9月25日
更新:2010年11月3日(小規模な変更)・2012年2月12日(全て差し替え)・2016年7月19日(再び全て差し替え)

・このページの場所
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