雲州平田駅は一畑電車北松江線の駅で、一畑電車の本社が所在する主要な中間駅。平田市が出雲市と合併するまでは同市の代表駅でもあり、「平田市」駅を名乗っていた。
一畑電車唯一の車両基地が併設されており、早朝深夜を中心に始発・終着列車が設定されている。2階建ての駅舎を持つ有人駅で、私鉄らしさだけでなく国鉄駅のような雰囲気も少し漂う。
駅舎
2階建ての駅舎で、勘亭流のような特徴的なフォントで駅名が書かれている。
駅前
駅周辺は旧平田市中心部の市街地が広がっている。広くはないが駅前広場がある。
別角度から見た駅舎
駅舎内には一畑電車の本社が入居している。
待合室・改札
駅舎1階には待合室があり、ホームとの間に改札がある。
発車標
改札の上には幕式の発車標が設置されている。
ホーム 1枚目:電鉄出雲市方 2枚目:松江しんじ湖温泉方
単式・島式2面3線の線路配置で、行き違いをしない列車は改札に面する1番線に発着する。探訪時には、2番線に列車が留置されていた。
ホームから見た改札
改札付近の雰囲気は少し国鉄・JRの駅に通じる感覚がある。
松江方から見たホーム
2面3線のいわゆる国鉄型配線で、1番線が本線、2番線が行き違い時の出雲市方面に使用され、3番線は車両の交換時に使用される。
車両基地
駅から松江方にかけて車両基地が広がる。多くの列車が留置されている。
デハニ53
デハニ53が車両基地内に保存されている。相方のデハニ52が出雲大社前に停車し続けているのに対して、デハニ53は運転体験会などで動いている姿を見ることができる。
出雲市方
出雲市方には2・3番線へ通じる地下道がある。行き違いの発生しない時間帯だったためか、地下道の電気は落とされていた。
駅名標
・駅の沿革
1914/04/29:雲州平田駅として開業(終着駅)|1915/02/04:路線が一畑まで延伸|1970/10/01:平田市に改称|2005/03/22:雲州平田に改称
・ページのデータ
取材:2022/08/27
公開:2024/10/27
更新:公開後未更新