日本駅巡り紀行

広電西広島駅(己斐)

[ 広電西広島駅(己斐) ひろでんにしひろしまえき(こい) M19 ] 広島県広島市西区
駅舎なし
構造:地上ホーム・島式単式頭端式混合4面6線
東高須駅(広電宮島口方面)←広島電鉄宮島線/広島電鉄本線福島町駅(広島駅方面)

広電西広島駅は広島電鉄本線・広島電鉄宮島線の駅で、広島電鉄のターミナルの一つ。JR西広島駅に隣接する。当駅は鉄道事業法に基づく宮島線と軌道法に基づく本線の境界駅で、2001年に統合されるまでは鉄道の「広電西広島駅」と軌道の「己斐停留場」に分かれていた。その名残で、現在でも行先表示は「西広島(己斐)」と表示される。

1991年に宮島線の高床車が全廃された前後までは頭端式ホームの西広島駅と乗降分離した相対式ホームの己斐電停が連絡線でつながるような線路配置だったが、徐々に直通前提の構造に切り替えられ、2001年の統合後は本線〜宮島線を直通する線路の外側に本線・宮島線それぞれの折り返し用ホームがある構造となった。2つの施設を統合した関係で駅構内はS字にカーブしている。ホームと線路の全体が大きな屋根で覆われ、ヨーロッパの駅のような開放的な空間を作り出している。

西広島は「ズッコケ三人組」シリーズの舞台・ミドリ市花山町のモデルとされており、かつての己斐停留場をモデルとした電停が登場する(作中では宮島線に相当する路線は存在しない)。

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 停留場出入口・全景
JR西広島駅側から見ると、「KOI PLACE」という広場が駅の手前にある。奥に見える大屋根がホームを覆っている。

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 駅前
JR西広島駅とその駅前広場に隣接している。

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 駅前
JRの駅と反対側には太田川放水路を平和大通りが渡る新己斐橋があり、その上を本線も走る。

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 KOI PLACE
駅に隣接するKOI PLACEはかつて当駅の駅ビルだった広電会館の跡地で、広電会館解体後は広場として暫定利用されている。

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 北側出入口・駅全景
KOI PLACEを通らずに出入りする通路もある。

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 駅前
西広島駅前広場に通じる、飲食店の多い小さな商店街がある。

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 営業センター
出入口に隣接して、駅構内には広電の定期券などを扱う営業センターがある。改札こそ行っていないものの、実質的な有人駅となっている。

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 南側出入口
案内がなければ絶対に駅に通じていると思わないような、狭い出入口もある。

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 駅前
宮島街道の家駅に隣接する部分は小さなアーケードになっているが、シャッター街で賑わいは感じられない。

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 西側出入口
駅の西側の踏切から駅構内に入る出入口も設置されている。

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 出入口の南北
人道専用の踏切で、南側は宮島街道に、北側は商店街に通じている。

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 ホーム 1枚目:広島駅方 2枚目:広電西広島方
構内は大きくS字にカーブしている。1枚目左側に写る相対式ホーム2・3番線が本線・宮島線を直通する本線で、2号線の列車が発着する。

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 1〜3番線ホーム
1番線は宮島線からの折り返し線で、朝ラッシュ時のみ使用される。探訪当時、日中は運用につかない連接車が留置されていた。

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 4〜6番線ホーム
両側ホームの4・5番線と片側ホームの6番線は本線への折り返し線。探訪当時は終日使用されていたが、2023年7月のダイヤ改正で3号線が朝夕のみの運転となったため日中の電車発着がなくなった。

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 7番線ホーム
7番線は臨時ホームで、基本的に電車が発着しない。

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 広島駅方から見た広電西広島駅
本線は画像手前の新己斐橋から広電西広島駅にほぼ直角のカーブで進入する。

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 旧己斐停留場ホーム
石畳軌道からバラスト軌道に変わる付近に統合前の己斐停留場のホーム跡が残っている。現在は柵で塞がれて入れない。

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 宮島口方
当駅の西側からは鉄道事業法に基づく区間で、保安装置や最高速度などが軌道区間とは異なる。

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 駅名標
駅名標は市内線仕様。

東高須駅(広電宮島口方面)←広島電鉄宮島線/広島電鉄本線福島町駅(広島駅方面)

・駅の沿革
1911/12/08:本線の終点として己斐停留場が開業|1922/08/22:宮島線の起点として己斐町駅が開業|1931/08/22:己斐町を西広島に改称|1969/10/01:西広島を広電西広島に改称|2001/11/01:己斐を広電西広島に統合。現在の形態となる

・ページのデータ
取材:2023/07/16
公開:2024/09/29
更新:公開後未更新

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