広島駅停留場は広島駅南口駅前広場にある広島電鉄本線の停留場で、広島電鉄のターミナルの一つ。1・2・5・6号線が乗り入れ、広島駅と広島市内中心部や原爆ドーム・平和記念公園、広島港などを行き来する客で終日混雑する。
頭端式4面3線の折り返し線に、乗車専用の1面1線を組み合わせた変則的な線路配置。折り返し線のうち最も広島駅に近い1線は両面ホームで5号線への折り返し用、残りの2面2線は1・2・6号線への折り返し用の降車専用ホームで、折り返してから下り本線上にある乗車ホームで乗客を乗せる。
2025年の開業を目標に、駅前大橋を通る稲荷町〜広島駅間の新線が建設中であり、新線開業とともに現在の停留場は廃止となる予定。
猿猴橋町付近から見た広島駅
南口駅前の東側が広電の停留場。その奥では南口駅ビルの建設が進んでおり、停留場は2025年の予定で駅ビル2階に移転する。
広島駅南口から見た停留場
停留場の北側の面が乗車ホームになっており、手前が5号線、奥が1・2・6号線の乗車位置。
停留場から見た広島駅南口
駅ビル工事の関係で仮設の仕切りに覆われている。
東側から見た停留場
駅前広場の東側からも停留場にアクセスできる。
猿猴橋町方面を望む
東側から見た停留場全景
乗車ホーム 1枚目:終端方 2枚目:広電西広島方
乗車ホームは「く」の字型で、分岐器を挟んで終端側は5号線、西広島方は1・2・6号線の乗車位置。全長にわたって上屋がかけられている。
駅構内の案内図
乗り場の番号は振られていない。
折り返し線
折り返し線が3線あり、それぞれに降車ホームがある。また、構造上は折り返し線に入線する前の待機位置でも降車可能。
西広島方から見て左手2線が折り返し1・2・6号線となる電車専用で、折り返したあと乗車ホームで客扱いをしてから発車する。右手1線が折り返し5号線となる電車用で、5号線の場合は1回の停車で乗降を行う。
連接車は中央の線路に入れないなどの制約もありボトルネックになっているため、駅前大橋線開業後は折り返し線が4線に増強され、連接車はうち3線に乗り入れ可能になる予定。
5号線乗車ホーム(手前)と降車ホーム(奥)
定期券売り場・電車案内所
1・2・6号線乗車ホームに隣接して定期券や1日券の販売窓口がある。
到着した1号線と乗車扱い中の2号線
折り返し待ちの2号線
西広島方
猿猴橋町停留場は目と鼻の先。
・停留場の沿革
1911/11/23:開業
・ページのデータ
取材:2023/07/15・2023/07/17
公開:2024/09/29
更新:公開後未更新
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