取材:2010年3月10日(特記以外)
公開:2011年12月30日
更新:公開後未更新
[ 9000形 ] 東京都交通局荒川電車営業所 都電荒川線用
2003年に廃車された6000形以来、都電荒川線からはイベント用の車両がいなくなっていました。そのため7500形の置き換えを兼ねて導入されたのが9000形で、2007年と2009年に合計2両が導入されました。
車体は8500形をベースとして造られ、ドアなどの配置、寸法なども8500形と同一とされました。しかし、冷房装置の覆いとして造られた二重屋根や丸窓風になった戸袋窓など、レトロ化するための装飾が至る所に施されているため、8500形とは大きくイメージが異なっています。
左:9002号 右:9001号 早稲田方より 町屋駅前駅にて 2011年9月23日
かなり凝ったデザインとなっていますが、土台となっているのは8500形です。9001号はぶどう色、9002号は紺色をまとっています。
内装
内装も木目調でレトロさを感じさせるものになっています。座席のモケットは緑色で、菊の模様があしらわれています。
中扉(出口扉)は両開きとされています。某軟膏の広告もレトロさを感じさせるデザインとされ、路線図の路線カラーも黄緑色から黄色へと変更されています。
サイン類も落ち着いた井デザインです。
運転台の配置は8500形とほとんど同じです。