[ 10000形 ] 東京モノレール 東京モノレール羽田空港線用
10000形は東京モノレールの保有するモノレール車両で、1000形置き換えのために同社が2014年に導入した最新型車両である。
1000形以来の15.2m(先頭車16.4m)2扉車による6両固定編成で、2000形をベースに設計された。塗装は東京モノレールで初めてアルミ無塗装の銀色を基調とし、幕板部には緑色の帯を、窓回りには青と水色のグラデーションを配置している。内装はセミクロスシートで、LCD式車内案内装置などの新機軸も採用されている。
外観
10021F(2編成) 流通センターにて 羽田空港方より
外観は2000形がベースとされているが、ライト形状などが変更されてかなり印象は変化した。
塗装
塗装は窓の上に緑の帯が配置され、2000形までは黒一色だった窓回りは青と水色のグラデーションとされている。
LED
側面にはフルカラーLEDを使用したJR東日本E233系などと同じタイプの行き先表示機が設けられている。行き先表示機を側面に常設するのは東京モノレール初である。
内装
扉間客室 左:中間車 右:先頭車
内装は2000形をベースにしており、中間車はクロスシート・ロングシートが向かい合うタイプのセミクロスシート、先頭車はロングシートとされている。
車端部(連結面)
車端部の台車による出っ張りの上は2000形に続き外向きのロングシートとされている。連結面にはガラス製の貫通扉が設置された。
車端部(先頭部)
先頭部は1000形と同じく展望車型の座席配置とされている。
クロスシート
10000形のクロスシートは背ずりにモケット部より大きな板がついた特徴的な形状とされている。扉間のボックスの数を減らす代わり、ドア横には立客が軽く腰掛けられる簡易座席が設置された。
ロングシートと荷物棚
ロングシートは近年流行のハイバックタイプが採用されている。荷物棚は形状が変更されより多くの荷物を置けるようになった。
ドア
ドアは両開きとされ、鴨居部には東京モノレールで初めてLCD式の車内案内表示機が設置された。LCDはドア当たり1面のみで、広告用の左の面は準備工事のみが行われている。
・形式のデータ
沿革 2014(H26)年8月:第1編成営業開始
編成数・両数(年現在):2編成 12両
・ページのデータ
取材:2015年9月27日(外観)・2016年6月20日(内装)
公開:2016年7月19日
更新:公開後未更新
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