日本駅巡り紀行

いすみ350型気動車

[ いすみ350型気動車 ] いすみ鉄道 いすみ線用

いすみ350型はいすみ鉄道の気動車で、老朽化したいすみ200'型を置き換えるため、2013年に導入された。同時期に導入されたいすみ300型と機器面では共通の車両となっている。

全長18.5mの両運転台車両で、車体は新潟トランシス製の軽快気動車をベースとしているが、外観はキハ52風とされている。先頭のデザインだけでなく灯具・行き先表示器の配置や側窓の形状まで変更されており、平成に導入された気動車としては全国的に見ても異端のデザインとなっている。

車内はロングシートで、いすみ300型と異なりトイレが設置されていない。そのため、2両で運転される際は350型同士ではなく300型と連結されることが多い。

外観

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 いすみ351 上総中野方より 上総東にて
いすみ300型と基本的に同一設計の車両とは思えないほど外観が異なっている。「レトロ風デザイン」の軽快気動車はいくつかあるが、国鉄風を再現したものは珍しい。

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 いすみ352 大原方より 上総中野にて
前照灯周辺の処理が351と352で異なる(352のほうがよりキハ52に寄せている)。

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 ムーミンのイラスト
いすみ300型と同様、2019年までは「ムーミン列車」が運行されていた。

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 行先表示
側面の行先表示はオリジナルのサボとされている。

内装

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 車内
車内はロングシートで、トイレも設置されていない。大原方には車椅子スペースが設置されている。

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 テーブル設置用設備
イベント列車として使用できるよう、座席の前には簡易テーブル設置用の設備が設置されている。

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 ドア

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 運転台
運転室は半室構造で、運転台はワンハンドルマスコン。

・車両のデータ
沿革 2013/02/01:営業運転開始
車両数 2両

・ページのデータ
取材:2016/11/17
公開:2022/02/26
更新:公開後未更新

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