日本駅巡り紀行

公開:2011年8月1日
更新:公開後未更新

5500系

 [ 5500系 ] 阪神電鉄(本線普通用)

 5500系は5000系以前の青胴車を置き換えるために開発された阪神の普通列車用の形式で、阪神大震災での被災車両の穴埋めのために予定より早く1995年より投入されました。

 阪神では初のVVVFインバータを採用するなど数々の新機軸を盛り込んで登場した形式で、5000系「ジェットカー」に対してこの形式は「ニュージェットカー」と呼ばれています。外観は8000系から続くデザインを採用していますが、色の塗り分けなどそれまでの形式からは大きく変更され、5000系ではは上半分がクリーム、下半分がウルトラマリンブルー(紺)だったものを、上半分が「アレグロブルー」、下半分が「シルキーグレー」というパステル調の爽やかな塗装になっています。この塗装のイメージは急行用の9300系などにも引き継がれました。

外観

 5509F(5509〜5512)編成:尼崎にて 梅田方より
ブラックフェイスになるなど少し変更点はありますが8000系に似た前面のデザインで、塗装は明るいものを導入しています。全ての車両がモーター付きで、それにより高い加減速を実現しています(最新の一部の編成では3両のみがモーター車)。

 方向幕
新型の形式にもかかわらず、前面や側面の行き先表示には方向幕が使用されています。


内装

 
グレー系の化粧板と青系の座席モケットでまとめられた爽やかな内装で、座席にはバケットシートが採用されています。

 
ドアの鴨居部には千鳥配置でLEDと路線図を併用した案内表示器を設置しています。

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