日本駅巡り紀行

取材:2011年8月4日
公開:2011年10月23日
更新:公開後未更新

信濃竹原駅

 [ 信濃竹原駅 しなのたけはらえき ] 長野県中野市
 中野松川駅   ←長野線→  夜間瀬駅

 信濃竹原駅は長野電鉄長野線の旧山の内線区間で唯一の行き違い可能駅で、終日にわたって列車の行き違いが行われます。

 相対式2面2線の線路配置で、線路配置の関係で駅構内は右側通行をします。下りホームに木造の駅舎があるものの使用は停止されていて、中には立ち入れません。また、駅の湯田中方には貨物ホームとその倉庫の跡が残っていて、保線用の基地としてい利用されているようです。

 
駅舎は使用を停止されていて、現在は駅舎の中からも駅舎の脇からも駅には出入できません。

 
駅舎の中身はほとんど元通り残っているようですが、外側のカギはかけられ、ホーム側は板で塞がれているため立ち入れません。運賃表を見ると木島線が残されているので、少なくとも木島線が廃止される前には駅舎が閉鎖されたようです。


駅舎からホームに出入りはできませんが、駅舎の裏側の草むらからは下りホームに入られます。


通常駅に出入りする人は、駅の長野方にある階段を使用します。この階段は上下ホームそれぞれ別に設けられ、一般道の踏切を通らないと2つのホームは行き来できません。

 長野方より
相対式2面2線のホームで、行き違いが可能です。ホームは長野方に延伸されていて、それまでは上下ホーム間に構内踏切があったようです。


上りホームには木造の待合室があります。

 長野方
安全側線と呼ばれる衝突防止用の線路を備えていて、右側通行でなら上下列車が同時に進入できます。

 湯田中方
湯田中方にも安全側線がありますが、こちらは元は貨物ホームへの引き込み線を兼ねていたようです。現在でも貨物ホームと倉庫が残っています。

 倉庫にて
このような看板があります。昔は駅長もいるような有人駅だったようです。

 貨物ホーム跡にて
現在でも貨物ホームの段差は残っていて、駐車場に利用されています。草むらの中には線路ものぞいています。

 
この駅の下りホームには通常の駅名標がなく、JR東日本風のデザインの駅名標が書かれた紙が貼られていました(上りホームには通常のデザインの駅名標がありました)。

中野松川駅

長野線

夜間瀬駅

長野方面

長野電鉄

湯田中方面

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