日本駅巡り紀行

笠上黒生駅

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笠上黒生駅は銚子電鉄の駅で、線内で唯一の行き違い可能駅(ただしホームを使わなくてもよいなら仲ノ町でも可)
です。
銚子電鉄では仲ノ町〜当駅間でスタフ閉塞、当駅〜外川間で通票閉塞を使用しており、そのため当駅で通票、スタフの交換を見ることが出来ます。
立派な木造駅舎を備え、通票、スタフ交換などのために駅員も配置されています。
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ホームは相対式で、構内踏切によって連絡しています。
また、上りホームの裏には側線があり、新型車両が一時的に留置されていました。

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上りホームには待合室があります。

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駅名標は両ホームとも両方向に矢印があります。

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駅は木やトタンで造られたシブい物を使っています。

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駅舎内には他駅同様に黒板風の時刻表などが設置され、また、昔使われていた行先票も置かれています。
ホーム入り口にある昔のラッチ跡と思われる部分は使われていません。

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駅前破壊段やスロープで段差があり、トイレも下にあります。


通票交換

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スタフ、通票と言う微妙な言葉の差にも忠実です※下部参照。通票の形の違いも分かります。

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タブレット交換は余り現在では見ることが出来ません。タブレット受け渡しの便を考えずれて停車します。

本銚子

銚子電気鉄道線 

西海鹿島

※通票、スタフとは
 通票閉塞、スタフ閉塞とは昔から使われている非自動式の原始的な衝突防止システムで、単線区間で使われます。基本的に2つとも似たようなシステムなので、少し補足しておきます。
 まず、スタフ閉塞式から説明すると、これは簡単に言うとある任意の区間にスタフという穴の開いた金属製の通行許可証を設定し、その区間にはスタフを持った列車しか進入できないようにしたシステムです。そのスタフは1つしかなく、隣り合った区間同士では違う形の穴を設けるためその区間には1本の列車しか入れないことになり、運転し、駅員がその取り扱いを間違わない限り列車の衝突は回避されます。
 次に、これを少し進化させたのが通票閉塞(タブレット閉塞とも)です。このシステムは基本の考え方はスタフ閉塞と変りませんが、区間の初めと終わりの駅または信号場に連動機という機械が設定され、そこに通票(スタフと同じもの)を入れるともうひとつの駅に設置されている機械から新しい通票が取り出せるという新しいシステムが取り入れられています。こうすることにより、今までのスタフ閉塞ではある区間を列車が往復してくるまで同じ方向の列車を出発させられなかったのが一本前の列車が次の行違い駅に着けば次の列車を続行運転で走らせられるという利点があります。
このような二つのシステムですが、現在では自動式の保安装置にどんどん置き換えられ、今ではめっきり見られなくなってしまいました。

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