日本駅巡り紀行

銚子電気鉄道-デハ8 0 0 形

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デハ800形は銚子電鉄の保有する車両で、元伊予鉄道クハ400形405→モハ100形106で、銚子電鉄には1985年に譲渡されました。
伊予鉄道時代に片運転台化された後に再度両運転台化されたので銚子方の既設運転台と外川方の新運転台でデザインが異なっています。デハ700形ともども国土交通省関東運輸局から更新車両として是正勧告を受けたため同じく伊予鉄道出身の2000形の導入とともに運用を離脱、静態または動態保存される計画が発表されました。車内はレトロな雰囲気が残っています。
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外観

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(上:君ヶ浜にて
左下:笠上黒生にて外川方、右下:銚子にて銚子方)

外川方はもともと貫通側、銚子方はもとから運転台側だったため貫通と非貫通など顔立ちの違いが見られます。
但し、外川方も貫通路は固定されています。塗装は銚子電鉄の新標準塗装です。

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もうすでに廃止の時期が迫っていたのでこのようなシールが貼られていました。

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車号は影つきでビジュアル的です。

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側面はサボ(朝の仲ノ町〜外川はどうしていたんでしょう?)で、戸閉灯は前後に向いている変ったデザインです。
見れば分かるとおり、この当時(2009年12月)の時点でかなり車体の腐食が進んでいました。


内装

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車内は昔の通勤型、といったレトロなデザインで、スタンションポールはなくすっきりしています。
壁は暖かいクリーム色で床は木製というぬくもりある雰囲気です。

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ドアのつかみ棒は少し独特なデザインで、ドア付近にある路線図も車両の雰囲気によくマッチしたデザインです。

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扇風機は冬だったのでカバーがかけられていました。少し変な雰囲気です。

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運転台は半室構造ですが横のスペースには入れません。
一部新しい機器もありますが運転台もレトロな雰囲気です。

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