日本駅巡り紀行

Schwebebahnstation Zoo/Stadion|ツォー/シュタディオン駅

[ Schwebebahnstation Zoo/Stadion ツォー/シュタディオン駅 ] Elberfeld-West, Wuppertal
高架下駅舎
構造:高架ホーム・相対式2面2線
Sonnborner Straße(Vohwinkel方面)←Wuppertaler SchwebebahnVarresbecker Straße(Oberbarmen方面)
ゾンボアナー・シュトラッセ駅(Vohwinkel方面)←ヴッパータール空中鉄道ファーレスベッカー・シュトラッセ駅(Oberbarmen方面)

ツォー/シュタディオン駅(動物園/競技場駅)はヴッパータール空中鉄道の駅の一つで、歴史的に同線の主要駅の一つである。当初は「Zoologischer Garten(動物園)」という駅名だったが、後に競技場が開業したことで改称された。

ヴッパー川の上空に相対式2面2線のホームがあり、南側で空中鉄道はヴッパー川上空から道路上空に移る。開業時から2ヶ月弱は終点駅で、その後も1951年までは分岐器と本線をくぐるループ線が設置され、折返し可能駅とされていた。1974年のリニューアルでループ線で代わりにターンテーブルが設置されたが調子が悪く、2000年前後の再リニューアルにより2002年に完全な中間駅とされた。


 東側から見た駅
2003年に新築された駅舎で、ガラス張りになっている。


 東側出入口
駅構内で川の東西を行き来できるようになっている。

 
 駅前(東側)
駅の南東すぐ(2枚目写真右奥)に駅名の由来となったStadion am Zooがあり、その観客対応のためか駅前はゆとりを持った作りとなっている。住宅地の脇を抜けると動物園がある。


 西側出入口
西側出入口は大きな道路に面している。

 
 駅前(西側)
西側には道路があるが、裏手が斜面になっているため建物は少ない。


 駅北側
駅の北側でDBと交差する。空中鉄道は全線でDBと並走しているが、交差するのはこの1箇所のみ。

 
 ホーム 1枚目:フォーヴィンケル方 2枚目:オーバーバーメン方
相対式2面2線のホームで、スタジアムでのイベント開催時のためホーム幅が広く作られている。


 フォーヴィンケル方
スタジアムが見える。


 フォーヴィンケル方
駅から150mほど南側(写真奥)で空中鉄道は川を離れる。開業時からこの写真付近にループ線が設置されていたが、単行列車しか折り返せなかったため1951年に廃止されて他の分岐器や軌道の部品取りとされた(このサイトの3枚目写真)。
その後1974年に同じ地点にターンテーブルが設置され、GTW72の連接車でも折り返せるようになったが、不具合が多く1992年にオイル漏れを伴う事故が発生したため使用停止され、2002年に撤去された(同じサイトの28枚目写真)。その後現在まで空中鉄道に折り返し可能な中間駅はない。


 オーバーバーメン方
DBとの交差地点はDBがヴッパー川の渓谷を高いアーチ橋で渡っているため、空中鉄道が下をくぐる。全線を通しても空中鉄道をオーバークロスするのはDBのみ。

駅名標
 駅名標

・駅のデータ
沿革 1901/03/01:Zoologischer Gartenとして開業/1901/05/24:Vohwinkelへ延伸/1951:ループ線を廃止/1974〜2002:ターンテーブルを設置
駅のある地点:Vohwinkelから2.9km

・ページのデータ
取材:2020/02/24
公開:2020/03/28
更新:公開後未更新

・このページの場所
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