日本駅巡り紀行

Schwebebahnstation Alter Markt|アルター・マルクト駅

[ Schwebebahnstation Alter Markt アルター・マルクト駅 ] Barmen, Wuppertal
高架下駅舎
構造:高架ホーム・相対式2面2線
Adlerbrücke(Vohwinkel方面)←Wuppertaler SchwebebahnWerther Brücke(Oberbarmen方面)
アドラーブリュッケ駅(フォーヴィンケル方面)←ヴッパータール空中鉄道ヴェアター・ブリュッケ駅(オーバーバーメン方面)

アルター・マルクト駅(日本語訳すると「旧市場」駅)はヴッパータール空中鉄道の駅で、バーメン地区の中心部(Barmen-Mitte)の入口にある。ヴッパータール第2の市街地であるバーメン・ミッテは商業施設などで賑わっており、空中鉄道の運営事業者WSW mobilの窓口「MobiCenter」もある。

1903年の開業時には隣のヴェアター・ブリュッケ駅のようなアール・ヌーヴォー調の駅だったが、第二次大戦で大きく被災し戦後は仮復旧の状態で営業していた。現在の駅は1967年に駅前を通る国道7号線の拡幅に合わせて建てられた建物で、国道を越える斜張橋とともに空中鉄道の中では異彩を放っている。


 駅外観
1967年に建てられた駅舎であるため、シンプルなデザイン。駅の前後が一般的なトラス橋ではなくトラスと斜張橋を組み合わせた構造のため、橋脚の形が他と大きく異なる。


 駅出入口
駅出入口は駅の西側(国道側)にある。上下ホームそれぞれに出入り口があり、その間にWSW運営の売店がある配置(フォーヴィンケルと同じ)。

  
 駅周辺(順番に南側・西側・北側)
駅の北側(3枚目)はバーメンの中心市街地で、他の方向も市街地が広がる。駅の西側は川の上が幹線道路同士の交差点になっており、川に蓋がされている。その交差点の上を空中鉄道は斜張橋で一気にまたぐ。


 駅北側(MobiCenter)
駅北側のクリーム色の建物の1階は沿線で最大のWSWの案内所「MobiCenter」になっていて、空中鉄道やバスのグッズ(模型・ピンバッジ・エコバッグなど)を買うことができる。


 北側(MobiCenter付近)から見た駅
駅が斜張橋の一部を構成していることが分かる。


 欄干のレリーフ
駅前の欄干にはライオンをあしらった円形のレリーフが入っている(「駅周辺」の3枚目写真にも確認できる)。
この図は1929年にエルバーフェルトなどと合併してヴッパータールになった旧自治体・バーメンの紋章である(90年以上前のものか複製品かは不明)。

 
 ホーム 1枚目:フォーヴィンケル方 2枚目:オーバーバーメン方
主要駅であるため、ホームは広く階段も2箇所設けられている。実際に利用者は周辺の駅よりも多そうだった。


 フォーヴィンケル方(地上)
斜張橋の部分は空中鉄道で最も橋脚間のスパンが長い。また、橋の途中で軌道がカーブしているのも特徴的。


 オーバーバーメン方
オーバーバーメン方は一般的な形態の軌道。

駅名標
 駅名標

Adlerbrücke(Vohwinkel方面)←Wuppertaler SchwebebahnWerther Brücke(Oberbarmen方面)
アドラーブリュッケ駅(フォーヴィンケル方面)←ヴッパータール空中鉄道ヴェアター・ブリュッケ駅(オーバーバーメン方面)

・駅のデータ
沿革 1903/06/27:Rathausbrückeとして開業/第二次大戦:被災/1967:現在の駅が竣工 |時期不詳:現在の駅名に改称
駅のある地点:Vohwinkelから11.3km

・ページのデータ
取材:2020/02/24
公開:2020/04/12
更新:公開後未更新

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